オリンパスカメラの不思議、前回のつづき

オリンパス・E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 75mmF1.8

 しばらくマがあいたが、前回のこのブログでの「オリンパスの不思議」の続き。

 さて、オリンパスの不思議はE-P5にもたくさんあって困惑することも多いのだが、それは連写モードにもある。
 E-P5の連写速度は「連写H」と「連写L」が選べる。連写Hにすれば最高約9コマ/秒で、連写Lを選ぶと最高約5コマ/秒となる。これは素晴らしい高速連写の性能だと感心。ただし9コマ/秒や5コマ/秒の"最高連写速度"で撮るには手ブレ補正をOFFにしなければならない。
 手ブレ補正ONのままだと9コマが約8コマぐらいに、5コマが約4.5コマぐらいにスピードダウンするらしい(正確な数値は不明)。最高スピードで連写するため手ブレ補正処理などの"足かせ"をなくしてできるだけ身軽なほうがいいからだろう。別にこれは不思議でもなんでもない。

 ぼくは9コマ/秒が8コマ/秒にスピードダウンしたところでゼンゼン困ることもない。それよりも手ブレ補正が効かなくなるほうがずっとイヤだ。だからE-P5の設定では手ブレ補正はON、つまり「IS-AUTO」にして使い続けている。自分でこの設定を変更してOFFすることはほとんどない。


 ところがE-P5では(OM-D E-M5もじつはそうなのだけど)、手ブレ補正ONの設定が"勝手に"変更されてOFFになってしまうことがある。「連写H」を選んだとたんに、なんのメッセージも警告もなく手ブレ補正がOFFになってしまう。
 この身勝手な変更がイヤなら、あらかじめカスタムモードで設定しておけというわけだ。つまり、高速の連写Hを選んでも、手ブレ補正はONのままになるようにメニューで設定の切り替えをしておかなければならない。これがわかりにくいのだ。

 カスタム設定のメニューの中に、『連写+手ブレ補正OFF連動』という項目がある。ディフォルト(初期設定)では「ON」になっている ―― 冗談でもナンでもなく"OFFがON"になっている。選択肢はONかOFFの2つ。OFF連動をONにすると、高速Hを選べば9コマ/秒が優先されて手ブレ補正はOFFになる。OFF連動がOFFだと、高速Hでも手ブレ補正が優先されてOFFにならずONのままになる。
 …わかりますか?

 その理屈とコトバの意味するところを落ち着いて冷静になって考えればわからないこともないが、しかし、始めてこのメニュー項目の『連写+手ブレ補正OFF連動、ON/OFF』を見た時は、いったいナンのことだろうか、とアタマが痛くなった。理解するまで相当の時間がかかった。
 じつはオリンパスのカメラにはこのような不思議で難解な機能や用語や設定があって ―― E-P5やOM-D E-M5に限らずだが ―― いつもほんと困るのだ。