ソニーのチャレンジ精神

ソニー・DSC-QX10+アップル・iPad




 2台のQXは、「カメラ」としてはなはだしく使いづらいモノだけど、しかしこれを製品化して売ろうという決断をしたソニーはひじょうにエラい。さすがにソニーだなあと感心する。

 このような製品は提案したとたんに「だめだ」「ナニを考えてるか」と一蹴されるのが通常一般だが、どこがどうなってるのかソニーではこうしたことが往々にしてまかり通る。カメラにかんしてだけだが、ぼくはいままでにそうした「やってみなはれ」の製品を何度も見てきている。サントリー、ホンダ、そしてソニーに共通したチャレンジ性。そこに夢や未来や新しい文化を強く感じる。

 ここがパナソニック(のカメラづくり)と決定的に違う点だ。そういう意味でいえばパナソニックのカメラには夢も希望も未来も、ぼくには感じられない。パナソニックのカメラは使うたびに、「カメラなんてそこそこ写りゃイイんだ、夢? 写真文化? ばかなこと言うんじゃないよ、ガキじゃあるまいし…」、という作り手側の冷めた声が聞こえてきて悲しくなる。

 QXは専用アプリをインストールしておけば大きな液晶画面の iPad と組み合わせても使える。こんな大きな画面でフレーミングも撮影もしたことないので感動した。その画面をQX10で"覗いて"みたら、ほら、こんなおもしろいものが撮れたぞ。