価格の不思議

ペンタックス・K10D + DA16?45mmF4
 手ブレ補正機能(SR=シェイクリダクション)を内蔵、ゴミ除去機能(DR=ダストリムーバル)を内蔵、そしてカメラボディ本体で70数カ所に防塵防滴のための特殊シーリングを施している。撮像素子は1020万画素CCD。そのほかにも、あれやこれやリストアップし解説していけばキリがないほどの斬新で未来的で画期的な機能や機構を“満載”したのがこのK10Dです。
 冒頭のK10Dに備わっている代表的な機能や性能を満たす他社の機種と比べてみると、K10Dの販売予想価格(約12万円ぐらいだろうか)の数倍はする。これほどの機能と性能を備えたカメラが、なぜこんなに安く作り売ることができるのか使ってみるまで不思議でならならなかった。


 調整が難しく高度な技術を必要とするSRの機構や、このクラスのカメラとしては“過剰品質”とも言えるほどの防塵防滴仕様を持った、こんなクソ丁寧なカメラを作るだけでも、手間も人出も時間も忍耐もガマンも知恵も工夫も必要なはずだ。それらはすべてコストにダイレクトに跳ね返るはずなのに、たかだか12万円程度の価格とはいったいどーなっておるんだろう。
 K10Dを使う前からそれが不思議だったのだけど、いざ、実際にさんざん使ってみたり、作っているところをじっくりと見せてもらったりしたんだけど、どうもよくわからない。安かろう悪かろうなんてコトバはペンタックスには無関係、と思わせるほどに素晴らしいデキ具合なのだ。安っぽい部分や、手を抜いたな、と思わせるようなところが皆無。K10Dのいたるところから「PENTAXの真面目さ」が滲み出ているだけ。で、結局、どうしてこんなに安く作れるのか、の答えはいまだ見つからず。好きになるばかり…。
 ぼくとしては ―― たった“12万円”で仕上げたカメラとしては ―― 誉めて褒めて賞めすぎることのないほどのデキの良いカメラだと思っている。

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