ローパスセレクターってナンだ?

リコーイメージング・PENTAX K-3+HD DA-Limited 70mmF2.4

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 PENTAX・K-3のローパスセレクターの機構を理解するには、まず、光学ローパスフィルターがナニをやっているのかを知っておかないとわかりにくい。
 一般的に光学ローパスフィルターは2枚がワンセットになっている。水平方向と垂直方向に光を分離させる光学ローパスフィルターである。水平/垂直方向に分離された「4本」の光は規則正しく並んだベイヤー方式のRGBGのそれぞれのピクセルめがけて(ズレることなく)真っ直ぐあたる(露光される)。これが4点分離方式。

 一本の光をサブミクロン単位で4つに分離するということは、簡単に言えば「ぼかしている」ということ。モアレ/偽色の発生を防ぐために、とくに高周波成分(とても細かな被写体部分)をぼかす ―― その結果として解像力が犠牲になる ―― 。

 光を光学ローパスフィルターを使って4本に分離する替わりに、K-3のローパスセレクターではイメージセンサーそのものを"サブミクロン以下"の精度で超高速微細回転させることで、一本の光を一瞬のうちにRGBGのピクセルに光をあてる。
 言うまでもないが、ローパスセレクターをOFFにしておけば(K-3の初期設定)、イメージセンサーの超高速微細回転はしないので完全に光学ローパスフィルターレスのカメラとして使える。