クリアーでヌケの良い描写

リコーイメージング・ペンタックス K-3+HD DA20~40mmF2.8~4.0 Limited



 少し間があいたけれど、DA20~40mmリミテッドズームのつづき。

 このリミテッドズームレンズの描写は、うわっシャープで切れ味するどい、というようなものではない。やや柔らかめの描写で、豊かなディテールを写し出すのが得意であるようなレンズで、じつに"大人っぽい"写りだ。しかし、先日も述べたけど解像力は充分にある。
 だから、最近のかりかり鮮鋭コントラスト強めな描写のレンズを見慣れていると、少しもの足りなく感じるかもしれない。しかし、クリアーでヌケの良い描写で、これはHDコーティングのせいもあるかもしれない。

 ひとつ、強いて"サルでもわかる欠点"を言うと、樽型のディストーション(歪曲収差)がズーム全域で少し目立つことだ。しかし、K-5 IIシリーズやK-3に内蔵しているディストーション補正をONにしておくだけで、画面周辺部の歪みはまったくなくなる。
 ディストーション補正は撮影シーンによっては自然なパースペクティブを崩すこともあるので、強くはおすすめしない。直線のある被写体を歪み少なく写したいときに選んでONにするのがベストではないか。

 ぼくがしばらく使った限りでは、欠点らしい欠点はその歪曲収差ぐらいで、全体的な印象はきわめて良好で、というよりもぼくの大好きな描写のレンズだった。とくにK-3とのマッチングがすこぶる良かったですね。