富士フイルムのカメラ初の動体予測AF機能

富士フイルム・X-E2+XF55~200mmF3.5~4.8

 @niftyの、ぼくのメールマガジン『明日からの写真術』の第6回目を配信。今回の「ここに注目!」は、ケンコー・トキナーが発売しているDSC 880DWを取り上げて"徹底的"に使い込んで解説してみました。



 X-E1とX-E2の外観上の相違点はともかくとして、中身でのE1からE2の進化点は、イメージセンサー(X-Trans CMOS II)と画像処理エンジン(EXR Processor II)、そしてWi-Fi(無線ブロードバンド)対応になったこと。

 X-Trans CMOS IIはX100Sにも採用されている像面位相差タイプのセンサーである。コントラストAFと位相差AFの、ハイブリッドAFというかデュアルAFというか、ま、それだ。
 ただしX100Sとの大きな違いは、X-E2には富士フイルム製のカメラとしては初めての動体予測AF(予測駆動AF)の機能が備わったことだ ―― なぜか、ぼくが読んだX-E2の製品紹介記事でこの機能について触れているモノは皆無だった。

 X-E2では、C-AFとLow連写(約3コマ/秒)と組み合わせることで、向こうからこちら側に向かってくる被写体に対して、カメラ駆動系のタイムラグを見越してピントを先送りして、正確にピントを合わせ続けながら連続撮影ができる。誤解している人がいるようだけど、ピント追尾AF、ではないぞ。

 ミラーレスカメラでこうした連続動体予測AFが可能なカメラは、おもにイメージセンサーに像面位相差AFの機能を備えたカメラが多い。ところが中には、キヤノンのEOS MシリーズやEOS 70Dのように"立派な"位相差AFを搭載しているにもかかわらず、連続の動体予測AFはおろか、動体予測AFそのものさえできないカメラもある(70Dの場合はライブビュー撮影での話だけど)。
 いっぽう、位相差AFを採用していないオリンパスのOM-D E-M5やE-P5などは、コントラストAFだけで連続動体予測AFができるようにしている(たぶんオリンパスだけだと思う、素晴らしい技術力だ)。

 ま、それはともかくとして、位相差AF機能を搭載したイメージセンサーを使って富士フイルムも、ようやく動体予測AFができるようになったというわけだ。よくがんばりました。