ややシャープネスが強めの画像

ソニー・α7R+SonnarT*FE 35mmF2.8




 α7とα7Rを撮り比べて、当たり前のことだが、解像描写力はα7Rのほうがダンゼンいい。同じシーンを撮った画像を同じサイズにして見比べてみたら、「うおっ」と声が出るほどα7Rのほうが良かった。約2400万画素と約3600万画素、光学ローパスフィルターのありなし、ってこんなに違うのかと、あらためて感じ入った次第。

 ただし、α7もα7Rもシャープネスがやや強すぎるのが気になった。カリカリにシャープな画像で、だからそのぶん「見かけ上の解像感」は高くなる。しかし、シャープネスは"麻薬"のようなもので、きちんと管理した上で少量を使うぶんにはいいのだろうけど、大量にやみくもに使ったりすると取り返しのつかないことになる。使い方の難しい画像処理パラメーターである。

 ニコンのD800E(約3630万画素)とα7R(約3680万画素)とを撮り比べてみたら、画素数はほとんど同じなのにα7Rのほうが見かけ上の解像描写性はだいぶ良い。細部まで"ピシーッ"と描写されている。それに比べてD800Eのほうは、「解像力」は充分に見て取れるのだけど「解像感」にもの足りなさを感じる。α7Rに比べると"ぽわーんっ"とした印象がなくもない。
 でも、しかし、そのD800Eの画像をPCでシャープネスをほんの少し加えてやるだけで解像感がとたんにアップしてくっきりとしてくる。

 このことからわかるようにニコンは「素材重視」で、必要だと思う人はあとから自在にシャープネス処理をしなさいというスタンス。逆にソニー・α7/α7Rは「出来上がり重視」で、後処理などめんどうなことの必要ないように、万人が"うわっ、良く写ってるぅ"と感じてもらうように仕上げているのだろう。
 これはどちらがイイというものではなく、好き好きだろうし、ニコンとソニーの画質にたいする考え方の違いでもある。