徹底したコストダウン

キヤノン・IXY 140

 キヤノンのコンパクトデジタルカメラは昨年、2013年ごろから同梱品(付属品)を大幅に少なくし省略してきている。徹底したコストダウン。
 カメラの化粧箱に同梱されているのは、バッテリー、充電器のほかは、保証書、ペラ紙印刷の超簡易取り扱い説明書(IXY140と120の共用)、サポートガイド案内、使用説明書のダウンロード案内、アンケート用紙(回答者の中から毎月5名に10万円相当の商品券もらえるんだと)、あとはCANON iMAGE GATEWAYの入会案内。ほら、これだけだ




 IXY140 には、CD-ROM(DVD-R)なし、本のカタチになった取り扱い使用説明書なし、USBインターフェースケーブルなし、AVケーブルなし。箱を開けると、おいおい、入れ忘れたんじゃないか、と思うほどがらーんとしている。
 インターフェースケーブルもAVケーブルも別売でそれぞれ2000円。製本された使用説明書が必要なら別売しているから購入可能だそうだ(なんだ、作ってるんじゃないか)。
 ちなみに、2011年発売のIXY410には、バッテリーと充電器、本になった使用説明書はもちろん、ソフトもろもろが入ったディスク、USBケーブルもAVケーブルも同梱されている。

 IXY140に同梱の簡易使用説明書には、まず、マニュアル(電子使用説明書)とソフトは所定のところからダウンロードしなさい、にはじまって、付属品の確認、バッテリーの充電の方法と、バッテリーとメモリーカードの入れ方、日付の設定方法、言語の選び方。
 次に、電源を入れてシャッターの押して撮る方法、写した画像を再生する方法。これでおしまい。PCと接続する方法やテレビ画面などで見る方法についてはいっさいの解説はない。対応するケーブルが同梱されてないのだから、当然といえば当然ですけど。

 でも、ここまで徹底してコストダウンしなければ、キヤノンと言えどもコンパクトカメラは大変に苦しい状況にあるということだ。IXY140のカメラとしての「ツクリ」が安っぽくなったことも含めて、わたしたちが「もっと安く安くっ、高いぞ高いぞっ」と言い続けたことのシワヨセのひとつがこんなところにあらわれてきたのだろう。自戒を込めつつ、なんだかさみしいなあ。