約24~450mm相当の高倍率ズームレンズ

キヤノン・EOS 60D+タムロン・16~300mmF3.5~6.3

 レンズの"正式名称"は「16~300mmF3.5~6.3 Di II VC PZD MACRO(Model B016 )」である。「Di II」はAPS-Cサイズ用レンズであること、「VC」は手ぶれ補正機構を内蔵していること、PZDは超音波モーターを使っていることをあらわしている。「MACRO」は別に深い意味があるわけではなく(たぶんに営業的用語)、最短撮影距離も短く(ズーム全域で39センチ)クローズアップ撮影ができるぞ、というぐらいの意味。




 「Model B016」はタムロン独自のコードネームで、ちなみに「B」はAPS-Cサイズ用ズームレンズ、「A」はフルサイズ判用ズームレンズ、「F」はフルサイズ判用単焦点レンズ、「G」はAPS-Cサイズ判用単焦点レンズ、「C」がマイクロフォーサーズ用ズームレンズ、「H」はマイクロフォーサーズ用単焦点レンズのこと。

 この16~300mmは、描写性能の良さとコンパクトさで大人気だった18~270mmF3.5~6.3(Model B008)の後継モデル。前モデルよりも広角側と望遠側に画角を広げてズーム倍率を18.8倍ながら大変に小型なレンズに仕上げている。35mm判換算でニコンでは約24~450mm相当に、キヤノンでは約25.6~480mm相当となる。
 このズームレンズの大きな特徴は高いズーム倍率だけでなく、タムロン交換レンズでは始めてのフルタイムマニュアルフォーカス機構を搭載したことだろう。AFでピントを合わせてそのままピントリングを操作してピントの補正ができるようになった。

 このほか、ぼくが注目したのは、描写性能は前モデル18~270mmと同等またはそれ以上に良く写るレンズであること、最短撮影距離が短くて撮影していてストレスをほとんど感じなかったこと、レンズ外観デザインが一新されてとても"シック"な印象のレンズになったこと、ピントリングが手前側に配置されたこと(たぶんタムロンレンズでは初めてではないか)。