動画は「新5軸ハイブリッド式」手ぶれ補正

オリンパス・STYLUS SH-1

 SH-1の魅力は、なんと言っても25~600mm相当の24倍ズームレンズをスマートなボディにウマく内蔵させていることだ。さらにマクロ撮影も容易にできる。いつでも持っていたい、いざというときに役立ちそうな万能タイプのコンパクトカメラだ。
 ただ、残念なところもなくもない。シャッタースピードの下限が1/4秒までしかないこと。それは前モデルのSH-60でも不満だった点だが、短期間のモデルチェンジだったからしょうがないのだろうか…。せめて1秒まで連動するようにしてほしかった。他社の同クラスのカメラをみて見ろっ、とオリンパスに言いたい。




 もう1つの残念は、SH-60ではファイル名が自動的に加算されていく連番モードが選べたのだけど、SH-1になってその設定がなくなってしまった。メモリーカードを初期化するたびにファイルナンバーが強制的にリセットされて「1」から始まってしまう。これは困る。こんな仕様のカメラって他社にもあったのだろうか。
 画質は(このクラスのコンパクトカメラで画質うんぬんを言いたくはないが)、かなりシャープネスが強めだったこと。内蔵レンズが期待していた以上に良かったから、なーんだ、もっとレンズの実力をそのまま出す画質にチューンすればよかったのにと思った。

 さて、SH-1の「光学式5軸手ぶれ補正」の続きだが、動画撮影時には、その光学式5軸手ぶれ補正に加えて電子式手ぶれ補正を組み合わせている。これにかんしては、PENやOM-Dシリーズのカメラよりもススんでいるんじゃないか。
 オリンパス・ホームページのSH-1紹介ページには、『動画撮影における手ぶれ補正は、センサーシフト式の光学5軸補正に加え、電子式補正も5軸でおこなう新5軸ハイブリッド式。歩きぶれなどの大きなぶれも含めてさまざまなぶれを自然に滑らかに確実に補正します。』と、またここでも自慢している。

 メカ式と電子式の"合わせ技"5軸ハイブリッド補正というのがすごいなあ。確かに自慢するだけあって、動画を撮影してみたら、同クラスの他社のカメラとはだいぶ雰囲気が違う。
 歩きながらの動画撮影では少し縦ブレが残ってはいるものの、ほとんどブレが目立たない。まるで、専用の大型ぶれ補正装置(ステディカム)を使って撮影しているのに近い撮影ができる。「光学式/電子式5軸手ぶれ補正=新5軸ハイブリッド式手ぶれ補正」の威力はなかなかなものでありました。