レンズフード内側は植毛処理

ニコン・D4s+トキナー・AT-X70~200mmF4 PRO FX VCM-S

 シャッターボタンを軽く半押しすると「コツンッ」と音がする。数秒すると、また「コツンッ」と音がして、わずかに画面がぶれる。コツンッ、の音は手ぶれ補正(VCM)ユニットの繋止装置が外れたり、セットされるときの音だろう。初めて聞くと、おおっどうしたんだ、と驚くかもしれないが異常ではない。ただ、ちょっと音が大きすぎるけど。AFは、うーんちょっと、という感じ。ときどき機嫌が悪くなってしんぷりすることがある。




 前回のこのブログでも少し触れたけど、大変に解像力のある良いズームレンズだ。シャープな描写だけど、ぼけ味はやわらかくナチュラル。これが、このトキナー・70~200mmの最大の特長ではないか。シャープさを優先させた、とくにズームレンズの場合は、どうしてもぼけ描写のほうが犠牲になってツンツンと目障りなぼけ味になりがちだけど、このズームはそのへんがとってもうまくバランスをとっている。
 ただし逆光で、ほんの少しだけどフレアっぽくなることがあるので、できるだけレンズフードは使用したほうがいい。フードを使えばほとんど気ならなくなる。

 広角レンズや広角ズーム、高倍率ズームの専用レンズフードは、ぼくはほとんど役に立たないと思っている。屁の突っ張りにもならない、とは言い過ぎだけど、有害光線をカットしてフレアやゴーストの防止を期待するようなものではない。
 しいて役目、効果と言えば、不用意にレンズをぶつけたりして第一面レンズにキズがつかないようにしてくれるか、雨の日に少しだけ「傘」の代用になるくらい。ぼくは、レンズは徹底して大切に扱うけれど、いっぽうで雨に濡れたって気にしないから、広角系レンズや高倍率系ズームはレンズフードなんぞしたことがない。あんなモン、邪魔なだけだ。

 ところが、望遠レンズや望遠系ズームレンズの場合は話が違う。レンズフードは必ず使用する。レンズによってはフードをしたときと、しないときで、ヌケ、クリアーさがぜんぜん違うものがある。望遠系レンズではめんどうがらずにレンズフードをして撮影をしたほうがいい。
 この70~200mm付属のレンズフードの内側には植毛処理されていてちょっぴり贅沢な仕上げ。

 それにしても、レンズフードなんてしなくてもフレアやゴーストが目立たないような、そんなレンズって作れないもんだろうか。コーティング技術が飛躍的に進化しているのに。どこかのメーカーから「今回の新型レンズはレンズフード不要です。逆光でも半逆光でもフードの必要はありません」なんてレンズが出てこないもんだろうか。
 レンズフードはクルマでいえばワイパーみたいなもんかな。昔からずっと同じスタイルの古典的単機能に徹している。しかし、ワイパーは動作させるとそれなりの確実な効果があるが、レンズフードはセットしておいたってまったく役に立たないことがあるから困ったもんだ。

 とかなんとか書いているうちに、かんじんの三脚座の話をするつもりだったが本日ぶんが終わってしまった。それ、次回に。