Jaguar E-Typeの「4.2」 と Mark IIの「4.2」

ニコン・D810+AF-S NIKKOR 14~24mmF2.8G ED

 D810と同時に発表されたRAW現像ソフトの「CaptureNX-D(無料)」が、これ予想以上によかった。現行のCaptureNX2(こちら有料)の後継ソフト(と、いうのかな)である。CaptureNX2には「コントロールポイント」という素晴らしい機能があったのだが、こんどのCaptureNX-Dではそれがなくなってしまって、ぼくとしてはガッカリだったのだ。NX2はとうぶん手放せないなあ。
 ところが ―― コントロールポイント機能はさておき ―― CaptureNX-Dを使ってみて、おおっ、と感心したことがあったのだ。




 D810ではピクチャーコントロールが ―― ここで話が少し横道になるけど、このピクチャーコントロールを略して「ピクコン」っていうんだってね、知らなかったなあ。ニコンの開発の人と話していたらピクコン、ピクコン。しばらくなんのこっちゃ、でしたぼくは。さらに横道の脇道の話になるが、ぼくはキヤノンのピクチャースタイルとよく混同する。キヤノンに行ってピクチャーコントロールと言い、ニコンに行ってピクチャースタイルと言って、何度か顰蹙を買ったことがある ―― すまん、元に戻る。そのピクチャーコントロールがD810で大幅に「改良」されたのである。
 メニュー画面を見てすぐにわかるのは2つ。1つは各種ピクチャーコントロールのレベル調整項目に新しく「明瞭度」が加わったこと。もう1つは、「フラット(FL)」という新しいピクチャーコントロールが搭載されたこと。

 D810以前のカメラには「明瞭度」を調整することも「フラット」を選ぶこともできない。そもそもピクチャーコントロールのメニューにそうした項目がないからだ。
 ところが、D810以前のどんなニコンのカメラであってもRAWファイルで撮影したファイルがあれば、それをCaptureNX-Dを使ってRAW現像するときに「明瞭度」も「フラット」も自在に調整したり選択したりできる。RAWファイルで記録しておくと、ずっと古い機種であっても最新のRAW現像ソフトで展開処理できて、いままで不可能だった調整をすることもできる。その証左だ。

 ただし、このCaptureNX-Dで、D810のピクチャーコントロール同じように使うには、ちょっとした「手続き」が必要となる。これが気づかず、ぼくは知らないまましばらく使っていた(あほでした)。

 D810以前のRAWファイルをCaptureNX-Dに読み込んだら、ピクチャーコントロールの選択項目のところが「カメラ互換」になっているので、ここを「最新のピクチャーコントロール」に切り替える。すると、いままでグレイアウトしていた「明瞭度」や「フラット」が選べるようになる。これがその変更部
 ところが、このピクチャーコントロール選択は、いまのバージョン(Ver.1.0.0)ではワンカット処理するたびにディフォルトの「カメラ互換」に戻ってしまうというアホなところがあるので注意。

 詳しく説明するのがめんどうなので省略するが、新ピクチャーコントロールの「フラット」モードは素晴らしい。「ニュートラル」よりずっといい。レベル調整をうまく組み合わせてやる必要があるけど、文句なしのプロ好みのモードだね。