CaptureNX-Dの補足説明と、K-3回折補正のつづき

リコーイメージング・PENTAX K-3+FA Limited 77mmF1.8

 数日前、このブログでニコンのCaptureNX-Dについて触れた。その中で、RAWファイルを処理するたびにディフォルトの設定に戻ってしまって困る、ということを書いた。
 D810以前の機種でも、最新型のピクチャーコントロールに搭載されているフラットモードを選んだり、明瞭度のパラメーター調整を加えて処理できるのがCaptureNX-Dの特長なのだが、使い勝手がイマイチだ、とイチャモンをつけたのだけど、ところが「隠しワザ」があって ―― ぼくが気づかなかっただけだけど ―― その設定をしておくとすいすいと処理ができる。
 その「隠しワザ」とは、環境設定の中のカラープロセスで「最新のピクチャーコントロール」を選んでおくとD810以前の機種で撮影したRAWファイルでも、D810とまったく同じ操作で最新の処理ができるようになる。
 CaptureNX-Dを使う人、どうぞ参考までに。




 さて、本日の本題、前回のK-3の回折補正についてのつづき。
 最新ファームウエアをアップデートすることでK-3でも、645Zと同じく回折補正の機能が使えるようになるのだが、使い勝手の上で645Zとはだいぶ違っている。645ZでできることがK-3ではできない、という話。

 645ZでもK-3でも、撮影時に回折補正のON/OFF選択ができる。645Zでは撮影時のON/OFFにかかわらず、RAWファイルをカメラ内現像するときに回折補正の処理をするかしないかが選べる。
 ところがK-3の場合は、RAWファイルのカメラ内現像時に回折補正ON/OFFを選択することができないのだ。撮影前に回折補正をONにするかOFFにするかを決めておく。それが決定値となる。回折補正OFFで撮影したら、その画像ファイルはOFFのまま、ONにしたらONのまま。

 なぜ、こんなことになっちゃったか。
 以下推測だが、もともとのK-3のメニュー構造に限界があって、カメラ内RAW現像時のメニューに回折補正ON/OFFの項目が追加できなかったのではないだろうか。いや、やってやれないことはないだろうけど、えらくめんどうなファームウエアの修正をしなければならなかったに違いない。

 こうしたことは、なにもK-3に限ったことではなく、いまどのこのメーカーもアタマを悩ませていることだ。基本ファームウエアもメニュー構造も継続使用が原則。新しい機能が追加されるたびにファームウエアの改良や修正を加え、まるで平屋2階建ての家に、つぎはぎ増改築して5階建てにしているようなもの。もう、これ以上増築すると倒れてしまう、そんなキケン寸前のファームウエアを使っている機種もなくもない。
 それを知ってか知らずか、「ファームウエアのアップデートでなんとでもなる」とめちゃくちゃな要求をするユーザーがいるようだけど、できることとできないことがあるということを知っておくべきですね。