dp Quattro用のLCDビューファインダー

シグマ・dp1 Quattro

 シグマの新dpシリーズ用のLCDビューファインダー(LVF-01)をdp1 Quattroにセットして使ってみた。これがセットした状態だ。大迫力である。ディオプター(視度補正)つきの大型ルーペ、と思えばいい。カメラ底部の三脚ねじ穴を利用して、しっかりとした金属フレームを取り付ける。dpシリーズならすべての機種に ━━ といっても現在はdp1とdp2 Quattroの2機種のみ ━━ 使える。




 大型ルーペと金属フレームとはデタッチャブル式になっている。ほらこんなふうにスライドすると、カメラに取り付けた金属フレームから大型ルーペ部分だけをすばやく外せる。
 大型ルーペを取り外してしまえば(金属フレームはちょっとじゃまだけど)いつも通りに背面液晶モニターを眺めながら撮影することもできる。

 もしdp Quattroシリーズを複数台あるなら、それぞれのカメラに金属フレームだけを取り付けておけば(将来、フレームだけの販売も予定されている)、必要に応じてルーペ部だけをセットして使うこともできる。
 ルーペの倍率は2.5倍。アイピースレンズの径が大きいので大変に見やすい。視野率も充分にあって、ぼくのように眼鏡をかけたまま覗いても、眼をずらすことなくモニター画面の周囲までよく見渡せる。

 事前にシグマのホームページなどでdp Quattroにセットした姿を見ていたけど(その写真を見た時は衝撃的だった)、いざ実物が手元にきてそれをカメラに取り付けてみたら、あらためて衝撃を受け、しばし絶句してしまった。……でも気を取り直して、そのビューファインダーを覗いてみると、うん、こりゃあなかなかいい感じだ。快晴の戸外の撮影にはとっても良さそうだ(実際に良かったんだけど)。
 でも、これを取り付けたまま、わが六本木の街を歩くには相当の覚悟と勇気がいる。そこで、ルーペ部だけを上着のポケットに入れておき、いざ撮影、のときにセットして(周囲を見渡してから)…使っていた。