ニコンDf ブラック Gold Edition・その1

ニコン・Df+NIKKOR-S 50mmF1.4

 お正月らしい話をひとつ。ニコンDfの限定ゴールドバージョンのカメラのこと。

 つい先日の、12月24日のクリスマスイブにニコンから、数量限定で、国内販売のみの「ニコンDf ブラック Gold Edition」が発売になった。50mmF1.8とセットになったレンズキットモデルが1000台、ボディのみが600台のふた通りで合計1600台限定販売。価格はキットモデルが約33万5千円、ボディのみが約31万5千円だったけど、聞くところによると、すでにキットモデルのほうは"完売"とのこと。
 このDf ブラック Gold Editionにまつわる裏話などは、すでにメールマガジン「明日からの写真術」で詳しく解説している。以下、少しそれと重複する。




 ところで、この"完売"というのは、ニコンの国内販売を手がけているニコンイメージングジャパン(NIJ)がカメラ店や取次店に"売り切った"という意味で、カメラ店に行けば"在庫あり"ということもなくもない。

 これがニコンDf ブラック Gold Editionのパンフレット
 ゴールドというから金ぴかモデルかと思いきや、大変にあっさりしたゴールドモデルではないか。ワンポイント・アクセントふうにゴールド部分があしらわれているだけ。ボディ背面にはゴールド部分はまったくない。ただ、この写真では見えないがボディ底部のバッテリー室開閉レバーがゴールドになっている。




 上の写真を見よ。右が通常のDfブラックモデル、左が限定のDf Gold Edition。
 この程度の"控え目"なゴールドモデルなら実際の撮影にも使用できそうな気もする。ニコンとしてもそうした「実用性」をだいぶ考慮に入れて作った特別バージョンだったようだ。このへんからも、Dfの開発責任者でもあった、あのガンコな後藤哲郎さんの顔が見え隠れする。
 かっていくつかのメーカーから、きらきら金ぴかの豪華ゴールドモデルが限定販売されたこともあったが ━━ ニコンからもフィルムカメラの時代だったけどニコンFAゴールドが50万円、2000台限定販売されたことも ━━ しかし、Df Gold Editionはそうした豪華仏壇のようなカメラではない。後藤さん、お飾りもののようなカメラは好きじゃないようだからね。

 実用性を優先させたことはDf Gold Editionのホットシュー金具が金メッキされていないことの、その理由を知ればわかる。
 このホットシュー金具が"素のまま"のシルバーになっているのを見て、ぼくは「なぜゴールドにしなかったのだろうか…」と不思議だった。これは画竜点睛を欠いているんではないかとさえ(大げさな表現だけど)思ったほどだ。でも、それは外観デザインを考えて、ワザとゴールドにしなかったわけではない。じつにニコンらしい理由があって……うーむ、また話が長くなりそうなのでそれについては次回だ。