ハイレゾショットモード

オリンパス・OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL12~40mmF2.8 Pro

 E-M5 MarkIIに搭載されているハイレゾショットモードは、1600万画素イメージセンサーから約4000万画素または約6400万画素相当の高解像力の画像を生み出すというまるで"錬金術"のような撮影機能だ。
 現在のところE-M5 MarkIIを使ってハイレゾショット撮影をするにはさまざまな「制約」があるが、将来の技術的な進化と改良が大いに期待できる。
 
 ほぼ同時期に、リコーイメージングからも似たような手法と処理で高解像の画像を生成する技術発表がされた。それについては、いずれここで紹介したい。本日の話はオリンパスのハイレゾショット。




 ハイレゾショットモードは、いわゆる画素ずらし方式により複数枚の撮影をおこない、そこで得られた画像を合成処理(コンポジット)して高解像度の画像を生成するものである。ボディ内手ぶれ補正機構のメカニズムを活用して、センサーを高速微細にコントロールし1画素~0,5画素づつ正確に移動させながら8カット撮影する。
 この画像処理を担当したオリンパスの豊田さんの話によると、「マイクロフォーサーズの約1600万画素イメージセンサーを仮に東京ドームの大きさにたとえると、1画素は野球のボール1個分のサイズに相当」するという。0.5画素というと、その半分づつズラして露光するわけで、いかに精密にコントロールしているかわかる。

 8コマのハイレゾショット撮影してカメラ内で処理完了までの時間は、シャッタースピードによって異なるが、たとえば1/125秒ぐらいで撮影したとすれば「約3.5秒」ぐらいになる。
 つまりハイレゾショット撮影をして約3~4秒ほど待てば、自動処理されて4000万画素相当のビッグサイズ(7296×5472pixel)のJPEG画像ファイルが記録される。
 ハイレゾショットモードでは専用ハイレゾRAWファイルの記録もできる。そのハイレゾRAWファイルは、フォトショップで専用プラグインソフト(オリンパス提供)を使って処理すれば約6400万画素相当の、さらにビッグサイズ(9216×6912pixel)の画像を作り出すことができる。

 上の写真は、フォトショップ上で専用プラグインソフトを起動させてハイレゾRAWファイルの現像処理中のキャプチャ画面(ベータ版のプラグインソフトを使用)。

 E-M5 MarkIIのボディ内処理して得られる約4000万画素の画像と、フォトショップ+専用プラグインソフトで処理した約6400万画素の画像をじっくり見比べてみたのだけど、ほとんど「差」はない、という印象だった。
 だからぼくとしては、わざわざフォトショップを使って手間かけて6400万画素相当のファイルを作る必要もないか、4000万画素相当のJPEGファイルで充分に満足できる超高解像力の画像が得られるというのが結論でありました。

 なお、このへんの話は、明日2月15日(日)のCP+オリンパスブースで、12時半頃から豊田さんたちをまじえて話をする予定。