Quattroよりも、Merrillのほうがなんとなく…

シグマ・dp3 Quattro

 このdp3 Quattroの前のモデルがDP3 Merrillである。レンズはQuattroもMerrillもどちらも同じ光学系で75mm相当の画角。イメージセンサーもまた同じFoveonセンサーではあるが、構造が(画素数も)多少異なる。
 QuattroとMerrillとでは外観のスタイリングはまるっきり違う。Quattroシリーズのような大胆なスタイルのカメラだと、Quattroカメラになにが起こってもびっくりはしない。なんでもアリのカメラ。
 でかくて重いのにたった1.2倍しかない望遠フロントコンバージョンレンズがきたって、歴史に残るような斬新な格好をしたLCDビューファインダーにしたって、おどろかない。




 Quattroシリーズは、まず初めに45mm相当画角のdp2 Quattroが、次に28mm画角相当のdp1 Quattro、そして3機種めのdp3 Quattroが発売された。Merrillも同じパターンだった。ただし、dp3 Quattroの発売時に、21mm画角相当のdp0(ゼロ) Quattroの開発発表があって、これが加わるとQuattroシリーズは4機種となる。こちらは夏前に発売の予定らしい。

 Quattroの3機種と、Merrillの3機種が、いま、手元ある。

 以下は、ぼくの"好み"の話で、良し悪しを論じるつもりはない。
 QuattroシリーズかMerrillシリーズかどちらを好むかと問われれば、やはりぼくはMerrillシリーズのほうが好きだ。3機種ともMerrillのほうが好み。
 とくに「3」についてはMerrillのほうがよかった。理由は画質、色調ともにMerrillの3機種のほうがFoveonセンサーらしさがあるように思うからだ。こういっちゃナンだけどカメラとしての総合的なデキもMerrillのほうがいいように感じるなあ。

 もちろん、Merrillには少なからずの不満はなくもない。しかし、そうした不満はシグマのカメラにはつきもので、細かなことにいちいち文句を言っても詮ないこと。カメラとしてのあれこれの欠点は、シグマの場合はそもも"魅力"のひとつ。アバタもエクボだと思い込む努力と工夫をして使うことだ。
 そんなふうにシグマのカメラのことを考えれば、QuattroシリーズもMerrillシリーズも、いっぱいイイところが見えてくる…はず。