D7200はD7100からナニが変わったか、その3

ニコン・D7200+タムロン・16~300mmF3.5~6.3 Di II VC PZD MACRO

 D7200で進化した点をもう1つ。
 親指AFとシャッターボタン半押しAFと、同時に、どちらでも自由に選んで撮影できるようになった。
 D810やD4などに備わっているAFボタンがD7100/D7200にないため、親指AFをするにはAEロックボタンに機能割り当て(キーカスタマイズ)をする。ところがその設定をすると、機能が排他的になってシャッターボタン半押しAFが効かなくなる。このD7100での排他的仕様がなくなって、D810やD4sと同じ感覚でAF操作できるようになった。




 ただ、D7100の親指AF操作に慣れている人がD7200で親指AFをすると、いささか戸惑うことになるはず。(以下、少しコアな話になるので興味ない人はパスするといい)

 D7100では親指AFするためにAEロックボタンを押してピントを合わせる。指を離せば、ピントはそのままロックされている。あとはチャンスを見はからってシャッターボタンを押し込めばいいだけ。
 ところがD7200では(D810やD4sや他のメーカーもそうだが)、親指AFでピントを固定しておくにはボタンを押し続けていなくてはならない。ボタンから指を離してしまうと、シャッターボタンを押し込んだと同時にAFが作動してしまう。親指でボタンを押していれば、親指AFのほうが優先されてピントは固定したままとなる。

 どちらの方式が良いのか一長一短と言えなくもないが、ぼくは、文句なしにD7200の方式が好み。AFロックしてピント固定のまま2~3カットを撮って、再び、ワンカットづつAF撮影をしたいようなとき、親指AFとシャッターボタン半押しAFが自由に選ぶことができるからだ。
 この、親指AF操作は、そんなものオレはやったことのないぞ、なんて食わず嫌いな人でも、ぜひ一度試してみる価値はある。利点を説明すると長くなるので省略するけど、AFが格段にやりやすくなりますぞ。

 高ISO感度の画質は、旧型7100よりも確実に「1EV以上」アップしている。D7100のISO3200がD7200ならISO6400以上とほぼ同等の画質になっている印象だった。イメージセンサーと画像処理エンジンが良くなった結果だろう。

 以上のようにD7200は地味で控えめなモデルチェンジではあるが、D7100ユーザーならほんの短時間使ってみただけで、「おおっ、いいカメラになったなあ」ときっと感じることだろう。
 なお、D7200の「標準ズームレンズ」としてはタムロンの16~300mmがおすすめ。ボディとレンズとのバランスがいい。ぼくは、もっぱらこのレンズの組み合わせばかり。