オープンプラットフォームカメラ

オリンパス・AIR A01+9mmF8 フィッシュアイ

 東京湾をまたぐレインボーブリッジの遊歩道から、あの恥ずかしの自撮り棒の先っぽに取り付けたAIR A01を、欄干の隙間から突きだして撮影。水平を保つのが相当に難しい。たまたまか、ぼくの周囲には誰もいなかったので(いまさら平日の午後にレインボーブリッジ見物に行くような人はいない)、思う存分、AIR A01と自撮り棒で撮影を愉しみましたよ。




 このAIR A01は、バッテリーは内蔵固定式で交換不可、充電はUSB経由、充電中は撮影不可(ここがちょっと残念)。メモリーカードはmicroSD、RAW+JPEGでの記録も可能、最高約10コマ/秒の高速連写も可能、もちろん動画撮影も可能。
 シャッターは完全電子シャッター。まったくの無音で撮影することもできる。このスペックを聞いて、あらぬ事を考えたヤカラがいた(ここがやや心配)。
 なお、AIR A01は一般のカメラ店や量販店では売っていない。オリンパスのオンラインショップ限定の販売。実物を手にして見て試してみたい人は、東京と大阪にしかないオリンパスのショールームに行かないといけない…なってこった。

 同じスタイルのカメラにソニーのQX1があると前回のブログでも少しふれた。AIR A01は約1600万画素のマイクロフォーサーズセンサーだが、QX1は約2000万画素のAPS-Cサイズセンサーでポップアップ式のストロボも内蔵している。バッテリーは取り外し可能。AIR A01にはストロボはないし、使用することもできない。この写真の左がAIR A01、右がQX1。どちらも標準の沈胴式パワーズームをセット(沈胴状態)。
 マイクロフォーサーズ用交換レンズには防塵防滴仕様のレンズもあるのに、このAIR A01は簡易防滴の機能さえない。ここがぼくとしてはイチバン残念なことだった。

 ところで、一部の人はソニーのQXシリーズ(レンズ固定式のものもある)をオリンパスが見て"マネ"たのだろうと考えているようだけど、じつはそうじゃないらしい。初代QXが発表されるだいぶ前に、「ほとんど完成していました」とオリンパスの開発担当者はじつに悔しそうに言っていた。「いろいろ事情があって、なかなか製品化できなかった…」と。いかにもオリンパスらしい話ではないですか。

 このAIR A01のことをオリンパスは「オープンプラットフォームカメラ」とよんでいる。これが大きな特長でもある。ソニーQX1と決定的に異なるAIR A01の注目のコンセプト。
 カメラの一部の基本スペックなどを公開することで、ユーザーや開発業者にAIR A01の専用アクセサリーや部品、ソフトウエアを自由に作ってもらってそれらを共有することで愉しみを広げていこうというカメラなんだそうだ。