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魚眼レンズ、使いこなしの3つのヒント

オリンパス・OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL ED 8mmF1.8 Fisheye

 魚眼レンズは直線歪み(樽型歪み)とパースペクティブ歪み(ディフォルメ)が大きく出てくる。非常に広い範囲が写せるのが長所なのだが、像が強烈に歪むのが欠点。このことを充分に理解した上で写真表現にどのように生かすかが使いこなしの最大のポイントだろう。

 魚眼レンズを使いこなすヒントのひとつは撮影距離。撮影シーンによってはほんの半歩1歩、近づくか離れるかするだけで像の歪みがだいぶ違ってくることがある。
 もうひとつはカメラの傾き。魚眼レンズは画面の縦と横の中心線はまったく歪みがなく直線になる。狙った直線部分を歪ませずに写したい時は ━━ たとえば水平線など ━━ そこが画面中心になるようにフレーミングすれば真っ直ぐに写すことができる。




 ぼけの具合を作画にどのようにに生かすかも使いこなしのヒントのひとつ。超々広角画角の魚眼レンズはぼけの少ないパーンフォーカス描写が大きな特徴でもある。しかし、ぼけの大きさは撮影距離によって大きく変化する。離れれば容易にパーンフォーカスになるが、撮影距離を短くすればするほどぼけが目立ってくる。魚眼レンズは通常レンズよりも、ずっと至近まで近づけるものが多い。この魚眼8mmProもそうだ。
 そこに「F1.8」というF値を加えてやれば、とても超広角画角のレンズだとは思えないほどのぼけのある写真に仕上げることができるし、そのとき魚眼レンズ特有の周辺部の歪みもぼけて目立たなくできる。

 オリンパスはこの魚眼8mmProを、星空撮影と水中撮影に最適なレンズであるとさかんにアピールしている。
 その理由は、点像が流れずに画面周辺部まで「点が点に」写る優れた特性を持っていることが星座などの撮影に適しているからというわけ。さらにF1.8の大口径F値を活用すれば、それほどISO感度を上げなくても比較的速いシャッタースピードで写せる利点もある。
 明るいF値は同じ理由で暗い水中での撮影にも大きなメリットになる。水中では地上に比べて画角が狭く写ってしまうので超広角画角のレンズが好まれるからだ。さらに水中シーンでは直線の被写体がほとんどなく歪みを気にせずに撮れるメリットもある。

 魚眼レンズの使いこなしは難しい。とくに通常レンズで撮影するような被写体やシーン相手ではベテランでも難儀する。強い歪みが目立ちすぎて、それに違和感を感じる人も多い。特殊なレンズだとココロして使うのがいい。

 というわけで、星空撮影や水中撮影をする人たちからオリンパスに"強い、強い、強い要望"があってProシリーズとして「初」の単焦点レンズが、この魚眼8mmProになったというのが、どうもほんとうの理由のようだ。星空や水中の撮影を積極的にする人は、OM-DやPENユーザー全体の中ではきわめて少数派だろうけど、しかし、そうした少数派にもしっかりと気を配るというのもオリンパスらしいところじゃないか(やや気を配り過ぎるきらいはあるけど)。

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