団塊世代のための「リセット」付きカメラ

オリンパス・μ730
 オリンパス広報部のプレスレリーズによると、このμ730は「団塊世代となったアクティブなシニア層に向け」たカメラ、なんだそうだ。“アクティブなシニア層”ってのがよく意味がわからんけれど、ま、とにかく、中年のおじさん(おばさん、も、かな)向けに企画開発されたカメラのようです(カメラカタログにはそのことにはまったく触れておりませんが)。
 中年のおじさん(おばさん、も)は、カメラのメカや操作にはさっぱり疎くて、もうほんと、どーしようもないからね、ほら、こんなにカンタンなカメラを作っちゃいましたよ、さあさあ、どうですか、というようなカンジの ―― ちょっと言い過ぎか ―― カメラです。ぼくも歴とした中年おじさんだけど、μ730のプレスレリーズを読んだりカメラを使ってみると「ばかにすんなよっ」と少し不愉快になってしまいます。あまり不愉快を言い過ぎると電車の中で席を譲られて怒るおじいさんに似てると思われなくもないけれど、でも、中年のおじさんおばさんなんてソンなもんだろう、といった十把一絡げステレオタイプの見方しかできない若いアンチャンが企画して作ったカメラに、営業販売の若いお兄ちゃんたちが「おおっ、これなら売れるぞ」と飛びついたような、気もしないでもない ―― 少し僻みっぽい、ですねえ反省。


 操作のボタン類の横にはひらかなと漢字で「撮る」とか「見る」とか「消す」なんて説明書きがされております。これがダサい。カメラそのもののデザインなどはスマートなんだけど ―― 少し地味っぽいけれど ―― ひらかなと漢字のフォントデザインがダサくて、文字の配置デザインにも工夫もない。ボディ上部の“一等地”に「リセット」と書かれたボタンがあります。この「リセット」ってなんじゃ。団塊世代の中年おじさんはいちどこの際、人生をリセットしてやり直せよ、という意味のボタンかと勘違いしてしましたけど(冗談ですよっ)、いや、じつはこのリセットボタンは、カメラの各種設定をしてこんがらがった凧糸状態になったおじさんを見て、イッパツで初期設定に戻せるように、と設けた「画期的な操作ボタン」なんだそうだ。
 でもねえ、たとえ操作や設定がこんがらがったといって、そんなに頻繁にリセットボタンを押すだろうか。リセットボタンを押すと、いままで写した写真もリセットされて消えてしまうと思わないだろうか。そもそも、カメラの操作ですぐにタコ状態になる中年おじさんやおばさんが、確実にμ730を買って使ってくれるというのなら、リセットボタンも役立つこともあるかもしれないが(ない、と思うけど)、そんな保証なんかなーんにもなくて、カッコいいからという理由でIXY DIGITALなんかを買っちゃうんじゃないのかなあ、おじさんも、おばさんも…。

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