再び、オリンパスのFish-eye 8mmレンズについて

オリンパス・OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL ED 8mmF1.8 Fisheye

 すでにtwitterで少し報告したことだけど、オリンパスの専用画像処理ソフトである「OLYMPUS Viewer3」、この最新版(バージョン1.5)を利用するとFish-eye 8mm画像の直線歪みを修正して一般的な超広角レンズで撮影したかのような画像に仕上げることができる。
 下の2枚の写真のうち、上がFish-eye 8mmで撮影してオリジナルの画像。それをOLYMPUS Viewer3の中にある「Fish-eye 補正」の機能を使って補正したものが下の写真だ。






 Fish-eye 8mmの画角は約180度。それがOLYMPUS Viewer3を使って補正することで、フルサイズ判換算で約11.7mm相当の超広角レンズの画角とほぼ同じになる。魚眼レンズ特有の直線歪みが補正されて真っ直ぐな線になっている。ただし、この補正処理をすることで実質的な画角(写っている範囲)はFish-eye画像に比べるとだいぶ"狭く"なってしまう。
 言うまでもないが、こうした歪み補正は画像の四隅を引っ張って伸ばしたりしているため、当然ながら画質は悪化する。こうした画像処理による歪み補正については、あれこれ興味のある裏話がいっぱいあるのだけどそれはまたの機会に…。

 歪み補正をして得られた11.7mm相当の画角の画像というのは画面アスペクト比が「4:3」のときである。だから4:3のアスペクト比ではない3:2だとか、16:9のアスペクト比で切り出せばもっと画角の広い画像が得られる。
 計算上では、アスペクト比3:2だと「10.8mm相当」、16:9だと「9.16mm相当」の画角の画像が得られる(いずれの画角も対角線画角)。つまり、歪み補正をしたオリジナルの画像は(というのもヘンな言い方だけど)、こんなふうになっている。

 直線歪みを修正するとどうしても画面上下に、黒い半円状の"写ってない部分"がでてくる。この黒い部分を避けて、ぎりぎりまで切り出せば(横長写真になるが)もっとも画角が広く直線が真っ直ぐになった写真が得られる。こちらの写真はOLYMPUS Viewer3の操作画面で、右側にFish-eye補正の補正パラメータ調整画面が見える。画面上の枠はアスペクト比16:9を選んだところ。

 ところで、OLYMPUS Viewer3だけど最新版バージョン1.5になったときに、このFish-eye補正モードについてオリンパスはいっさい公表していない。Fish-eye 8mmレンズのユーザーにとっては大変に重要な情報だと思われるのに、なぜかオリンパスはなにも言わない。いつもの、オリンパスの不思議。
 さらに、このFish-eye補正モードはViewer3の初期設定ではどこにあるかさっぱりわからない。そのうえ、効果や使用目的がイマイチ不明なパラメーターの変更や設定もあるのに、オリンパスからの説明はなーんにもなし。
 そして補正処理に結構な時間がかかったりとか、ボディキャップFish-eyeレンズの画像はViewer3でまったく補正処理を受け付けてくれなかったり、あれこれ不満たっぷりなViewer3だけど、ま、とにかくFish-eye 8mmレンズのユーザーは要チェックです。