GR IIについての、どうでもイイような雑感をふたつ

リコーイメージング・GR II

 GR IIについては語るべきコトがまだまだたくさんあるが、その中の一部は雑誌などのGR IIの新製品紹介の記事を読めばだいたいのことはわかる。ここのブログではソンなありきたりなことを書いてもしょうがない。一般メディアではゼッタイに書かないような雑感を述べておきましょう。

 前回のブログで「GR/GR II」の正式名称について書いた。それについての追加説明がある。どうでもイイといえば、ほんと、まったくもってどうでもイイ内容なので、説明するほうも(ぼくのことだ)気が引ける(これを読んでいる皆さんに対してだ)。

 GR/GR IIのボディ背面、液晶モニターの枠部分に「RICOH」と印字されている。製品パッケージ(化粧箱)にも同梱の使用説明書や保証書にも、いちばん目立つところに「RICOH」とプリントされている(目立たないようにリコーイメージングの印字があるけれど)。
 いうまでもないがGR/GR IIともに、製造も販売もリコーイメージング株式会社である。株式会社リコーは親会社ではあるが、現在はGRシリーズには直接は関係がない(はず)。




 ではGR/GR IIボディや関連品に印字してある「RICOH」はいったいナンだ、と。それはリコーイメージングとリコーのコーポレートアイデンティティのロゴが「RICOH」なのだ。リコーイメージングには独自のロゴを持っていないので、リコーグループとして「RICOH」のロゴを使っているのだ。
 だから、レンズ交換式カメラのKシリーズやQシリーズには「PENTAX」の製品ロゴが使用されているが、同時に製品パッケージ、使用説明書、保証書には大きく「RICOH」と印刷されている(小さく、リコーイメージングの文字もある)。

 ペンタックスはHOYAからリコーに、という具合に(不本意ながら)流転してきて、しかし「PENTAX」のブランドは多くのユーザーの熱い支援もあって守り続けている。
 同じように(いや、逆のケースかもしれないが)GRのほうは、リコーそのものの、リコーのアイデンティティそのものだったが、リコー本体からはじき飛ばされてリコーイメージングの中へ押し込まれてしまった。しかしながら、GRにとっては異郷にありながらも「GR」のブランドはしっかりと守り続けている。
 こんなヤヤこしい境遇のカメラメーカーって、いまではほとんど見あたらないですね。

 ところで、もうひとつ雑感を。
 GR/GR IIに手ぶれ補正の機能がほしい、との要望を良く聞く。これは、ぼく自身も強く望んでいることだが現状ではかなり難易度は高い。
 手ぶれ補正には大別して2つの方式がある。レンズ内、またはボディ内にぶれ補正機構を組み込む方式である。レンズ内方式はボディをシンプルで小型化できるメリットがあるが、優れた光学性能を確保するのが難しい。いっぽう、ボディ内はレンズの光学性能に負担をかけずにすむがボディが複雑になり大きく重くなる欠点がある。

 GR/GR IIの最大のウリは「小型軽量、優れた描写性能」である。とすると、レンズ内方式もボディ内方式もGRシリーズのコンセプトが犠牲になってしまう。将来の技術革新でコンセプトを犠牲にしないで手ぶれ補正が可能になるかもしれないが、いま現在の状況では諦めざるを得ないでしょうね。