タムロン2本の新型単焦点レンズ

キヤノン・EOS 5D Mark2+タムロン・SP45mmF1.8 Di VC USD

 タムロンから単焦点レンズの発売なんて、何年ぶりだろうか。それも、いきなり35mmF1.8と45mmF1.8の2本同時発売した。さらに、レンズの外観デザインも一新して「新しいSPシリーズ」をスタートさせた。
 タムロンにとっては久しぶりの単焦点レンズ開発だったからだろうか、2本のレンズとも少し肩にチカラが入りすぎている気もしないでもない。やや自信満々のところも見え隠れして、「さあどうだ、いいレンズだろう」と言われているようなそんな感じも少しした。
 いや、それはソレとして、しばらく使い続けているうちに、じわじわっと「こりゃあ、味わい深いレンズだぞ」と感じるようになった。
 尖ったところやハデさはないが、うん、なかなかいいレンズ、2本とも。




 タムロンのAF対応の単焦点レンズといえば、フルサイズ判(Di)ではマクロレンズのSP90mmとSP180mm、APS-Cサイズ判(Di II)はSP60mmマクロレンズの、たった3本ぐらいしかなかった。
 タムロンのレンズラインナップの主流は圧倒的にズームレンズである。ズームレンズについては歴史も技術もある。とくに高倍率ズームでは常に先頭を突き進んできた。しかし単焦点レンズは数も種類も大変に少ない。シグマのほうは次々と魅力的な単焦点レンズを発表してきている。はたから見ていると、タムロンはまるで意地になっているかのように単焦点レンズを避けているかのようだった。
 長年「タムロン単焦点レンズ」に期待を寄せてきたぼくとしては、残念至極を通り越して数年前あたりからすっかり諦めていたほどだった。だから発表には少し驚いた。

 発表されたSP35mmとSP45mmの2本のレンズの特徴のおもなところは、(1) F1.8の大口径高性能レンズ、(2) F1.8の35mm/45mmのわりには少し大きめ重め、価格ちょっぴり高め、(3) 大口径レンズなのに手ぶれ補正(VC)機構を内蔵、(4) かなりのクローズアップ撮影が可能、(5) いままでのSPを一新させた「新SP=Super Perfomance」シリーズ、(6) 外観デザインとブランドロゴを刷新、変更、などなど。

 タムロンの英文字ブランドロゴは、大文字小文字アルファベットの入り混じったもの(「M」と「N」が小文字)だったのが、新SPレンズではすべて大文字アルファベットのロゴになった。
 ほらこんな具合だ

 左が、従来の大文字小文字混合型ロゴのレンズキャップと新2本レンズのプレスリリースのロゴ。右が、大文字統一型ロゴの新SPレンズキャップと新レンズカタログのロゴ。
 つまり、タムロンの公式書類などのロゴは従来型ロゴを、新SPレンズ関連だけは新型ロゴを、というふうに入り乱れている。ちょっと珍しい現象ですね。で、その新ロゴをよく見ると、カタログの新ロゴにはレジスト(R)マークが付いていない。まだ商標登録していないのだろうか……ぼくが心配することじゃないけど。